こんにちは!
みなさん、いかがおすごしでしょうか。
気軽にできるような副業を始めようとしたときに、せどりを思い浮かべる人は多いと思います。しかし考えてみれば、「せどり」って何なのでしょうか。
せどりビギナーの皆様に向けて、今回はせどりとはいかなるものか、せどりで利ざやを稼ぐためにはどんな商品を選ぶべきなのかを解説します。
はじめに
「利ざや」で「稼ぐ」というと、なんだか、ずる賢いとか、まともな仕事と思えないと思われる方がいるかもしれませんが、
実際には、よほど特殊なものを除外して、ほぼどのようなビジネスも、差額で利益をだして、発展していっています。そういう訳で、ずる賢い云々というのは、ちょっと早合点といえるのではないでしょうか。
そもそも、「利ざやで稼ぐ」ってどんな方法があるのでしょうか。
利ざやを稼ぐ、その稼ぎ方ってどんなものがあるの?
「せどり」は利ざやを稼ぐ副業
まずは、「せどりとは何か」から始めましょう。そもそものせどりの定義は、「掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ商行為」です。さて、ここでまたよくわからない言葉が出てきました。
「利ざや」とはなんでしょうか?「利ざや」は金融関連でよく使われる言葉で、簡単に言えば、買った金額と売った金額の差によって生まれる利益のことをいいます。
そして、「掘り出し物」とは、思いがけなく安い値段で手に入ったものや思いがけず手に入った珍しいもののことです。要するにせどりというのは、「安く仕入れて高く売り、その差額で設ける商売」なのです。
なお、せどりに似た商売を表す言葉として「転売」がありますが、どういう違いがあるかご存知ですか?買って売って稼ぐという点では概ね同じなのですが、細かく見ると違いがあります。
「転売」はプレミア品などをお店などで定価で購入し、その定価より高い値段で販売することです。最近でいえば、コロナ禍に乗じてマスクや消毒液を買い占め、法外な値段で売る「転売ヤー」の存在が問題になりました。
もちろんこれはあくまで「悪質な」例であり、常識の範囲内で行う分には、れっきとした正当な商売になります。一方の「せどり」とは、定価よりも安く販売している商品を仕入れて、買った時の値段よりも高い値段をつけて販売することです。
メルカリなどで中古品を安く仕入れて売るのは「せどり」ということになりますね。販売する商品を定価で仕入れるのが「転売」、定価よりも安い値段で仕入れるのが「せどり」と思っておけば、ほぼ間違いないでしょう。
せどりで利ざやを稼ぐのに適した商品とは?
それでは、実際にせどりで利ざやを稼ぐにあたって注意すべき点を見ていきましょう。とにかく安いものを買って売れば利益が出るのかといえば、そう簡単にはいきません。
仕入れても売れ残れば意味がないですから、商品選びを間違えてしまうと大損することもあり得ます。ではどんな商品を仕入れたら良いのか?いくつかチェックポイントを挙げていきます。
利ざやには2つの「率」がある!先ずはそれを知ろう!
①利益率
「利益率」とは、仕入れた値段に対してどれだけの利益があったかを示す割合です。ここで注意すべきは、「売値」がそのまま「利益」にはならないということです。
どれだけの利益が出るかを考えるには、 まず、売値から仕入れ値を差し引く必要があります。たとえば1000円で仕入れた商品を、800円で販売してしまえば、売り上げは800円が計上されますが、実質的には200円の赤字です。
また、販売手数料も重要です。1000円で仕入れた商品を1100円で売ったとしても、販売手数料に200円を使っていれば、結局は100円の赤字になります。
せどりで稼ぐためには、常に買値と「売れるであろう」値段の差を考え、そこからさらに販売手数料を取られても利益が出るような商品を見つけなければならないのです。
利益、利益率の計算式は以下のとおりです。
利益 = 売上金額 ー (仕入れ金額 + 販売手数料)
利益率 = 利益 ÷ 売上金額 × 100
この計算式を常に頭で思い描きながら、仕入れる商品を決めましょう。
②回転率
「回転率」とは、商品を仕入れてから実際に売れるまでのスピードを示す指標です。売り出した商品がすぐに売れたら、またすぐに次の商品を仕入れて売り出すことができます。
買って、売ってのサイクルを繰り返してどんどん稼げるのが、回転率が高い商品ということになります。利ざやで稼ぐために利益率はできるだけ高いに越したことはありませんが、売れなければ不良在庫が増えるだけです。
商品Aは3万円の利益が出るけれど、1年に1つしか売れない。商品Bは3000円の利益でも、1ヶ月に1つ売れる。この場合、1つの商品から得られる利益はAの方がずっと大きいですが、トータルで考えれば商品Bの方がたくさんの利益が出ます。回転率がいかに大事な指標かがよく分かりますね。
回転率の計算式は、以下の通りです。
(販売数 ÷ 日数)÷ 在庫数×100 = 回転率
おわりに
どのような商品が良いかは、売る人の販売スタイルによっても違ってきます。コンスタントにコツコツ稼ぐなら、利益率は小さくても高回転の商品が良いでしょう。逆に、じっくり待って一気に稼ぐのであれば、低回転でも利益率が大きな商品が合っています。
慣れるまでの間は、資金と経験値を貯める意味も含めて、低利益率高回転率の商品から始めるのがおすすめです。自分のスタイルも考えつつ、適切な商品を選びましょう。
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