こんにちは!
みなさん、いかがおすごしでしょうか。
利鞘の読み方は「りざや」で「マージン」とも言いますね。何かを売買したときにプラスとなった差額のことを言います。
例えば5千円で購入したものを、1万円で売ったとしたら、その差額は5千円です。
はじめに
さて、この5千円が「利鞘(りざや)」となります。
株式などの取引においては多く使われてる言葉ですが、個人での売買によって利鞘を得ていることを「転売」と呼ばれています。
要するに「転売だ」、「せどりだ」といいますが、原則的には、この「利鞘」でもって稼ぐということになります。もちろん、厳密には「転売」と「せどり」は若干相違があるのですが、それは別項に譲るとして、ここでは、「利鞘」とその利鞘の割合を示す「利鞘率」について述べたいと思います。
この「利鞘率」が高ければ高いほど、確かに稼ぎも高くなるわけですが、今一つ利鞘率の意味が「漠然となら分かるが、言われてみると、なんとなくしか理解できていない…」方々のために、解説をしていこうと思います。
まずは、利鞘率を理解しよう!
利鞘率ってなんだ?
利鞘で稼ぐ。その経緯って?
利鞘で稼ぐ
利ざやを稼ぐという言葉は本来、安い金利で借りたお金に高い金利をつけて貸し、その差額で稼ぐことを意味する言葉なので日常生活においてあまり一般的な言葉ではありませんでしたが、
最近ではフリマアプリの普及により個人で掘り出し物を見つけて購入し、それに利益を上乗せし、購入した価格との差で利益を稼ぐ人が増えたため「利鞘で稼ぐ」という言葉は近年身近になってきました。
利鞘率とは?
利益率の利益とは、収益の金額から費用の金額を引いた金額を指します。
収益を示すための一つの指標で、ここでは利鞘率は利益率とし解説します。
利益の種類
利益率を計算するためには、まず「利益」について理解することが大切です。利益は、どんな売上や支出を計算するかによってそれぞれ違いがあり、主に5つの種類に分けられています。
売上総利益(粗利)…売れた商品の金額から原価を引いた利益
仕入れの時に簡単に計算する場合に使われ、経費や手数料がない場合は手元に残った金額が利益になります。
営業利益……売上総利益から手数料や梱包にかかる必要経費を引いた利益
営業利益を計算に入れずに利益を計算してしまうと、商品は売れているのに手元に利益が残らないということになってしまうので注意しましょう。
利鞘率の計算方法はコレ!
転売での『利益率』の計算方法
転売での「利益率」は「利益額 ÷ 販売価格 × 100」に当てはめれば計算できます。
「利益」とは販売した価格から仕入れ値や販売手数料などを引いたものをいいます。
例としては、1,000円で仕入れたものを、2,000円で販売ができたとします。
この売買により、販売手数料が300円だった場合、利益は700円です。
利益を販売価格で割って100をかけたものが利益率になるので、
1,000÷2,000×100=50になり利益率は50%となるわけです。
これを応用できると目標の利益率と販売価格を決め、どのくらいの金額で仕入れをすればばいいのかを計算することもできます。
計算方法は、目標の販売価格×目標利益率です。
これにあてはめれば、利益額がいくらであるべきかわかります。
例として、販売価格2,000円、利益率60%で販売しようと考えている場合は、
2,000円×60%=1,200円、販売価格2,000円−見込み利益1,200円(販売手数料を込みで計算)
この場合、販売手数料を込みで800円で商品を仕入れる必要があるということがわかります。
このように利益率の計算方法を知ることで転売でのビジネスをするにあたって販売計画を立てることができます。
転売で利鞘率・利益率を上げる方法
経費を抑える
上記で説明した通り、利益とは売れた金額から仕入れた金額と経費を引いた金額なので、単純に経費を抑えることができればより利益を上げることができます。
そのため、送料が安い業者や手数料が安いサイトなどを徹底的に比較するなどの工夫が大切です。
まとめて仕入れる
まとめて仕入れる場合、仕入れ値が値引きになる場合が多くあります。
売れない商品をまとめて仕入れるのはリスクになってしまいますので、トレンド商品を研究し、まとめて仕入れることで仕入れ値と手数料を節約することができます。
リサーチをしっかり行う
転売は、適切な価格で商品を売ることが大切です。
そのため売りたい商品の相場がわかっていないと本来レアものだった商品を安く売ってしまい、損をする可能背などがあります。そうならないためにも日々リサーチを怠らず常に新しい知識を持つことが重要です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
本記事では「利鞘率」や「利鞘で稼ぐ」ということを解説致しました。
正しい計算方法を知って、商品が売れてるはずなのに利益が出ないなんてことがおきないようにしましょう。
コメント