こんにちは!
みなさん、いかがおすごしでしょうか。
名作ゲームには名作キャッチコピーがつきものですね。
商品を売り込むためにせっかくキャッチコピーを作ったのに、いまいち効果があがらなくて悩んでいませんか?知恵をしぼって考えたキャッチコピーがうまく当たらないと、がっかりしてしまうかもしれません。
ですが、残念ながら、所要時間と効果の大きさはかならずしも比例しないのが実際のところで、急にひらめいたキャッチコピーが大当たり、なんていうのもよくあります。
はじめに
では、優れたキャッチコピーを短時間でぱっと思いつくには、どうすれば良いのでしょか。それはやはり、良いお手本を探して勉強させてもらうのが一番です。
今回分析するお手本は、ゲームのキャッチコピーです。これまでに人気を博した名作ゲームの中には、キャッチコピーも名作となったものがたくさんあります。
それではここからは、とくに有名なものをいくつか紹介していきたいと思います。
キャッチコピーを考えよう!名作ゲームから参考になるものを
ゲームの名作キャッチコピー3選
まず一つ目にご紹介するゲームの名作キャッチコピーは、「最後の一撃は、せつない」です。これは、懐かしのプレイステーション2のゲーム、「ワンダと巨像」のキャッチコピーの一つでした。
「ワンダと巨像」は、魂を亡くした一人の少女を蘇らせるために、青年ワンダがたくさんの巨像と戦うゲームです。このキャッチコピーにある「せつなさ」とは、いったいなんなのでしょうか。
一つはおそらく、最後の一撃で巨像を倒すときの心情でしょう。深々と剣が突き刺さってゆっくりと巨像が倒れていくときの映像には、ある種のせつなさが強く感じられます。
また、キャッチコピーの「せつない」は、このゲームのエンディングを示唆しているという説もあります。が、これ以上話すとネタバレになってしまうので、ここまでにしておきましょう。
キャッチコピーを考えて名作ゲームのそれらを参考にしてみる
次に紹介するのは「世界一ピュアなキス」です。こちらは、日本一有名と言っても過言ではないRPGゲーム、ファイナルファンタジーシリーズのひとつ、「ファイナルファンタジーX」のキャッチコピーです。
実はファイナルファンタジーXは、泣けるゲームとしてかなり有名どころになっています。主人公の青年ティーダが、召喚士のユウナとともに世界の脅威である「シン」を倒す旅をするというストーリーとなっています。
実際にゲーム自体も全体にわたって恋愛要素が強く、映画やドラマとも遜色ないストーリーが人気の理由の一つとなっています。このキャッチコピーの元になったゲームのワンシーンは非常にドラマチックで、このシーンを見たいがためにゲームを買ったという人も多かったそうです。
最後のひとつは、「どうあがいても、絶望」です。さきほどまでとはうって変わって恐ろし気な印象ですが、やはりこちらのジャンルはホラー、その名も「SIREN」のキャッチコピーです。架空の昭和年代のとある日本の村を舞台に、犠牲にされる少女を救うために村から脱出を図ります。
他のゲームと比べても難易度が高いことで有名で、絶体絶命のどうにもならない状況に陥ることも多いそうです。このキャッチコピーはまさにその難しさを表していると言えるでしょう。
キャッチコピーがあまりにはまったことで有名になり、今ではゲームを問わず、「どんな選択をしてもうまくいかないこと」、「いくら頑張っても決して良い結果にならず困り果てること」を意味する言葉として通用しています。
ゲームの名作キャッチコピーから学ぶ!
では、この3つから「刺さる」キャッチコピーのコツを分析してみましょう。「最後の一撃は、せつない」「世界一ピュアなキス」「どうあがいても、絶望」、この3つに共通することは何でしょうか。まずは、当たり前ではありますが、ゲームの特徴をぴったりと言い表していることです。
虚無感、純愛、そして恐怖、それぞれのストーリーの要がキャッチフレーズからすぐにイメージできますよね。また、フレーズが短いのも共通しています。
どれも約10文字程度ですが、その中に先程のストーリーのテーマがぎっしりと詰まっているようです。そして、もう一つ重要なポイントがあります。
それは、「え、何それ!」という気持ちを引き出すことです。「せつない」はなんとなくゲームらしからぬ形容詞ですし、「世界一ピュアなキス」とは、聞くだけだと恋愛ドラマかと間違いそうです。
「どうあがいても絶望」と言われれば、怖いものみたさで余計に気になってしまいますよね。その正体は、ゲームをやってみなければわかりません。だからこそやってみたくなる。これが、キャッチフレーズの役割なのです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
どうでしょう、自分のキャッチコピーに活かせそうだと思いませんか?
このように、少し見渡せば、周りにはたくさんのお手本が転がっています。ぜひ、自分の先生をさがしてみてくださいね。
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